2008.10.07

- カタカタと映写機の音が聞こえてくるような、小さな映画のような絵本。ピンクのカーテンの奥に広がる夜空、星空が映し出された布団、清潔な白いベッドと正子ちゃんのパジャマ、ウサギのぬいぐるみ……。 1つひとつが、静けさと神秘さを漂わせて物語が始まる。「トトントトン・・」という、キツネが戸を叩く音が澄んだ空気の中に響き渡ってくるようなのだ。昼間、正子ちゃんに助けてもらったキツネがそのお礼を伝えたくて夜中にやってくる。静謐でありながらユーモラスなお話。文章の奥にある余白の気配の広がる絵。ラストシーン、草原の向こうから「ぼく、ありがとうできたよ」「よかったわねえ」というキツネの親子の声が聞こえてくるようではないか。







今江祥智さんのおはなしは、
どれもエンディングを迎えても、
そこからさらにイマジネーションがふくらんでいくところが好きです。
決めつけないところが、すてき。
たぷたぷの着心地のTシャツを着てるみたいな
気持ちになります♪
植田真さんの絵も夜の空気や静謐さ、風の音……止まっているようで、でも澱んでいなくて、空気の流れが感じられて……あたらしい『トトンぎつね』の世界が広がったなあ、って思いました。
好きなおはなしでしたが、わたしのイマジネーションをはるかに超える絵本だ〜〜〜〜♪って思いました。
しかも植田さんってイケメンである、ってことがわかりました。(笑)
投稿: gum | 2008.10.23 22:12